バジルの特徴・味や食感・美味しい食べ方を紹介します。
野菜の説明
「バジル」は、インドや東南アジアが原産とされるシソ科の植物で、特にイタリア料理(地中海料理)には絶対に欠かせない世界中で大人気のハーブです。和名では「メボウキ(目箒)」とも呼ばれます。 名前の由来は、ギリシャ語で王を意味する「バジレウス」にちなみ、「王様のハーブ」として古くから高貴な植物とされてきました。 寒さには非常に弱い反面、夏の暑さと強い日差しを浴びることで、香りの成分である精油を体中に蓄えます。ただの香り付けと思われがちですが、β-カロテンやビタミンE、ミネラルが豊富で、さらにその香りにはリラックス効果や消化促進を助ける働きがある、夏にぴったりの健康ハーブです。
味や食感
最大の魅力は、「甘みを含んだ、爽やかでスパイシーな芳醇の香り」です。
クローブやアニスに似た独特の甘い香りと、ミントのような清涼感が絶妙に調和しており、嗅ぐだけで一瞬にして食欲が掻き立てられます。
葉は非常に柔らかく、口に含むと瑞々しい質感とともに、心地よいほのかな苦味と深いうま味が広がります。この風味が、チーズやオリーブオイルの濃厚なコクをさっぱりと引き締め、トマトの酸味をまろやかな甘みに変えてくれるという、魔法のような相乗効果を持っています。
美味しい食べ方
バジルを扱う上での最大のポイントは、「熱と金属(包丁)による黒ずみを防ぐこと」です。 バジルの葉はとても繊細で、包丁で細かく刻んだり、熱を加えすぎたりすると、酸化して一瞬で黒くなってしまいます。そのため、サラダやピザに使う際は、「食べる直前に手でちぎる」のが鉄則。手でちぎることで細胞が粗く弾け、香りが何倍にも引き立ちます。 また、加熱する料理(パスタやピザなど)に使う場合は、火を止めて皿に盛り付けた後、一番最後にトッピングとして余熱で温める程度にするのが、鮮やかな緑と素晴らしい香りをキープするプロの技です。
おススメの料理
- 極上カプレーゼ(トマトとモッツァレラ) 王道にして至高。スライスした完熟トマトとチーズに、手でちぎったバジルをのせ、塩と良いオリーブオイルを回しかけるだけで贅沢な一皿に。
- 自家製フレッシュジェノベーゼソース バジル、松の実(またはクルミ)、にんにく、粉チーズ、オリーブオイルをミキサーへ。パスタやお肉のソースに使える、夏のご馳走ソースです。
- 本場タイのガパオライス(バジル炒め) 実はガパオとは「バジル」のこと。ひき肉をナンプラーや唐辛子と炒め、仕上げにバジルをたっぷり加えて。大葉とは違うエスニックな風味でご飯が進みます。
- バジルとチキンのトマト煮込み トマトの酸味と鶏肉の旨みを、バジルの香りが一つにまとめ上げます。煮込みの最後にサッと加えるのが色を綺麗に残すコツ。
- バジル香るマルゲリータ風トースト 食パンにトマトソース、チーズ、ミニトマトをのせてトーストし、仕上げに生のバジルを。いつもの朝食がお店の味に早変わりします。


