大葉しそ

野菜

大葉しその特徴・味や食感・美味しい食べ方を紹介します。

野菜の説明

「大葉しそ」は、ヒマラヤや中国原産とされるシソ科の植物で、日本の食文化に深く根差した代表的な和風ハーブです。
「しそ」には赤シソと青シソがありますが、そのうち青シソの葉を摘んで、野菜として流通させる際に「大葉」という名がつけられました。かつて昭和の時代に、ひとまとめにされていた青シソを「大きな葉」として見栄えよく販売したのが名前の由来とされています。
非常に生命力が強く、日本の気候によく合います。ただの飾りと思われがちですが、実は日本の全野菜の中でもトップクラスのβ-カロテン(ビタミンA)含有量を誇り、抗菌作用や食欲増進効果もある、小さな体に無限のパワーを秘めたスタミナ野菜です。

味や食感

最大の魅力は、なんといっても「ツンと鼻に抜ける、清涼感あふれる爽やかな香り」です。
この香りの正体は「ペリラアルデヒド」という成分で、嗅ぐだけで自律神経を整え、胃の働きを活発にしてくれます。
葉は薄く繊細ですが、新鮮なものほどパリッとした張りと瑞々しさがあり、噛むと爽やかな風味とともに、ほのかな和の気品ある苦味が広がります。この独特の風味が、お肉の脂っぽさを消し去り、お魚の生臭さを和らげる最高の調和を生み出してくれます。

美味しい食べ方

大葉の香りを最大限に引き出すコツは、「食べる直前に、細胞を優しく傷つけること」です。
香りの成分は葉の裏側にある小さな袋(腺毛)に詰まっているため、使う直前に手のひらで「パンッ」と叩いたり、細かく刻んだりすることで、部屋中に広がるほどの鮮烈な香りが立ち上ります。
また、大葉は油との相性が非常に良く、油と一緒に調理することで、豊富に含まれるβ-カロテンの吸収率がグンと高まります。熱を加えすぎると黒ずんで香りが飛んでしまうため、炒め物にする際は「火を止める直前」に加えるのがプロの鉄則です。

おススメの料理

  • 大葉の醤油漬け(ご飯泥棒) 醤油、ごま油、にんにく、おろし生姜に一晩漬けるだけ。これだけで白米が何杯でもいける悪魔的美味しさです。
  • 大葉とチーズのささみロールフライ 王道の組み合わせ。大葉の爽やかさがあるからこそ、揚げ物なのに何個でもさっぱり食べられます。
  • 大葉たっぷりの和風ジェノベーゼ バジルの代わりに大葉と松の実(またはピーナッツ)、にんにく、オリーブオイルをミキサーへ。パスタやチキンソテーに抜群に合います。
  • 大葉とちりめんじゃこのカリカリかき揚げ 高温の油でサッと揚げると、大葉がパリパリの食感に。噛むたびに磯の香りと大葉の風味が弾けます。
  • 刻み大葉の無限ヤッコ(冷奴) これでもかというほどの大葉を刻み、ごま油と塩、少しの醤油で豆腐にのせて。夏の晩酌にこれ以上の相棒はありません。