安納もみじ

野菜

安納もみじの特徴・味や食感・美味しい食べ方を紹介します。

野菜の説明

安納モミジは、鹿児島県・種子島を代表する「安納芋」の二大品種の一つです。一般的な赤い皮の「安納紅」とは異なり、皮の色が白っぽく、淡い褐色をしているのが特徴です。その名の通り、中身は紅葉のように鮮やかなオレンジ色をしており、見た目からも栄養の高さが伝わります。

この品種は、安納芋の中でも特に甘みが強く、しっとり感が高いのが魅力です。収穫後にじっくりと熟成させることで、中のデンプンが糖に変わり、加熱すると蜜が溢れ出します。生産量が「安納紅」に比べて少なく、市場では希少価値の高い「最高級の蜜芋」として、食通の間で非常に人気のある特別な野菜です。

味や食感

最大の魅力は、スプーンですくえるほどの「ねっとり」とした極上の食感です。口に入れた瞬間にクリーミーにとろけ、キャラメルのような濃厚な甘みが広がります。ベータカロテンを豊富に含むため、味に深みがあり、後味にコクを感じられるのも良い点です。まさに「天然のスイーツ」という言葉がぴったりな味わいです。

一方で、非常に柔らかいため、ジャガイモのように形を残す煮物などには不向きで、煮崩れしやすいのが難点です。もし形を活かしたい場合は、皮付きのまま厚切りにしてソテーするか、一度加熱してから冷ますのがおすすめ。また、甘みが非常に強いため、お料理に使う際は塩気のあるチーズやベーコンと合わせると、甘じょっぱい絶妙なハーモニーになり、飽きることなく最後まで美味しく召し上がっていただけます。

美味しい食べ方

安納モミジの真価を発揮させるなら、やはり「焼き芋」が不動の1位です。ポイントは、160度前後のオーブンで60分〜90分かけて、とにかく「じっくり」焼くこと。急激に加熱せず、低温でじっくり時間をかけることで、中が天然のジャムのようにトロトロになり、皮から蜜が滲み出してきます。

また、その滑らかさを活かして「蒸し器」で調理するのも素晴らしいです。蒸した後に皮を剥き、マッシュするだけで極上のペーストになるため、砂糖なしでも最高のお菓子作りが楽しめます。ポタージュにすれば、まるで生クリームを入れたような濃厚な一品が完成します。さらに、厚切りにして多めのバターで焼く「ステーキ」も、外側の香ばしさと中のトロトロ感の対比が楽しめる、贅沢な食べ方としておすすめです。

おすすめの料理

◆じっくり熟成!黄金の蜜焼き芋

◆安納モミジの厚切りバターステーキ

◆砂糖いらずの濃厚安納モミジプリン

◆皮ごとカリッと!安納モミジの大学芋

◆安納モミジとゴルゴンゾーラの洋風キッシュ