古都・奈良の平飼い自然卵|自然の恵み農園のこだわり

万葉の地、明日香村にほど近い奈良県橿原市の豊かな自然。
私たちは、この静かな環境の中で純国産種の地鶏「名古屋コーチン」を大切に育てています。

「自然卵(しぜんらん)」とは、効率を最優先する現代のケージ養鶏とは対照的な、鶏が本来の姿で生き、自然なペースで育つことで生まれる貴重な卵のこと。

「おいしい野菜と卵で、幸せを広げたい」——。

それが私たちの原点であり、幸せを広げるための4つのこだわりをご紹介します。


1. 食べたものが、卵になる。「エサ」への徹底したこだわり

鶏の健康こそが、卵の質を決めます。
私たちは、鶏の腸内環境を整え、本来の生命力を高める食事作りにこだわっています。

自家製の発酵飼料(無添加・産卵促進剤不使用)

一般的な配合飼料には、効率よくたくさんの卵を産ませるための成分が含まれていることが多いですが、当園ではそうした薬剤や、味を濃く見せるための着色料・添加物は一切使用していません。

私たちは、地域の未利用資源を有効活用した『自家製発酵飼料』を毎日与えています。

  • 豆腐店の新鮮な「おから」
  • 地元の農家さんや精米所から分けていただく「くず米」や「米ぬか」
  • 地域の「木くず」や「廃菌床(キノコの栽培ベッド)」

これらを独自にブレンドし、高カロリーになりすぎないよう繊維質を多く配合しています。
微生物の力でじっくり発酵させることで、鶏たちの腸内を健やかな状態(アルカリ性)に保ちます。
※骨格を強くする牡蠣殻や、良質なタンパク源となる魚粉は、信頼できるルートから品質を最優先して仕入れています。

この発酵飼料によって鶏自身の免疫力が上がり、卵特有の臭みがない、スッキリとした奥深い旨味が生まれます。

新鮮な「緑餌(りょくじ)」をたっぷりと

発酵飼料に加え、当園で農薬や化学肥料を使わずに育てた旬の野菜や、新鮮な青草を与えています。
この大地の恵みが、自然卵ならではの健やかな栄養の源となります。


2. 鶏が「鶏らしく」過ごせる飼育環境

日本の養鶏全体のわずか1%前後と言われる「平飼い」。
私たちはその平飼いの中でも、さらに自由でのびのびとした環境を追求しています。

JAS規格の5倍の広さ。鶏が走り回れる「超・薄飼い」環境

日本農林規格(JAS)の基準(10羽/㎡以下)よりも、さらに圧倒的なゆとりを持たせた2羽/㎡以下という、国内トップクラスの広々とした環境で飼育しています。

飼育方法1㎡あたりの羽数環境のイメージ
一般的な飼育約10羽〜15羽狭い金網の中
一般的な平飼い(JAS基準)10羽以下地面は歩けるが密集している
自然の恵み農園 2羽以下羽を広げて自由に走り回れる
  • 自由に歩き回れる
    ストレスを大幅に軽減し、足腰の強い健康な体に育ちます。
  • 砂浴びと羽ばたき
    体を清潔に保つ砂浴びや、のびのびとした羽ばたきがいつでも可能です。
  • 自然な採食行動
    地面をつつき、好きな時に食べて眠ることで、野生に近いストレスフリーな暮らしを実現しています。

大地の恵みを受けられる「土間(どま)」の床

管理のしやすさよりも鶏の健康を優先し、あえて「土」の床にこだわっています。
床材(敷き藁やもみがら等)が土の微生物とともに発酵することで嫌な臭いを抑え、鶏たちが常に清潔で健やかに過ごせる循環を作っています。

風が吹き抜ける開放的な鶏舎

大きな窓から新鮮な空気が常に取り入れられる構造です。
野鳥などの侵入を防ぐ対策を厳重に講じつつ、太陽の光と風を感じられる開放的な環境にすることで、鶏自身の本来の免疫力を強く維持しています。


3. 雛の時から「薬に頼らない」生命力を育む

私たちは、初生雛(生後間もない雛)を迎え入れて自分たちの手で育てています。

脱・薬剤飼育

雛の段階から抗生物質や抗菌剤などの薬に頼るのではなく、ストレスのない環境と「発酵飼料×緑餌」の力によって、自前の強い消化器官と高い免疫力を育てています。

※雛の健康を守るための最低限の初期ワクチン(マレック病、鶏痘など)を接種したひよこを迎え入れていますが、当園へやってきてからの薬剤投与は一切行っていません。

デビーク(くちばしカット)はしていません

鶏のくちばしは人間で例えると手や指のような大切なもの。
私たちは鶏の本来の姿を尊重し、くちばしのカットは行っていません。
十分なスペースと栄養を与えることで、鶏同士が傷つけ合うことなく穏やかに過ごせる環境づくりを心掛けています。


4.名古屋コーチンを選んだ理由

数ある鶏種の中から、私たちが純国産種の「名古屋コーチン」を選んだ理由は、その気高い美しさと、卵に秘められた圧倒的なポテンシャルにあります。

姿の美しさ(桜色の卵)

日本を代表する地鶏である名古屋コーチンの卵は、優しく上品な「桜色」の殻を纏い、そこには白い斑点が宝石のように散りばめられています。
手にするだけで特別な気持ちにさせてくれる、自然の芸術品です。

味の深み(圧倒的なコク)

一般的な卵と比較して黄身の比率が非常に大きく、お箸で持ち上げられるほどの驚異的な粘りと、とろけるような濃厚なコクが特徴です。
これまでの卵の概念が変わるような、雑味のない旨味を体験していただけます。

究極の希少性

名古屋コーチンは、一般的な採卵鶏に比べて産卵数がとても少なく、効率的ではありません。
しかしその分、一玉一玉に凝縮された生命力と希少価値は他に類を見ません。
私たちは、この貴重な一玉をお届けすることに情熱を注いでいます。


食卓へ届くのは、奈良の自然そのもの。

「自然卵」は、鶏がのびのびと健康で幸せに育って初めて生まれるものです。
割った瞬間に立ち上がる白身と黄身の張り、雑味のない濃厚なコク。そして何より、安心しておいしくお召し上がりいただける「自然卵」をお届けしています。

まずはぜひ、炊き立てのご飯にのせて『卵かけご飯』で召し上がってみてください。
醤油を垂らさなくても、鶏本来の生命力とすっきりとした旨味をダイレクトに実感していただけると思います。

トウモロコシや着色料を与えていないため、私たちの卵の黄身は一般的な市販品のような濃いオレンジ色ではなく、淡いレモン色をしています。
冬は淡く、夏は鮮やかに……。季節によっても少しずつ味わいが変化します。
それは鶏たちが四季折々の野菜を食べている、いわば「季節を生きている証拠」です。

古都・奈良の自然が育んだ「自然の恵みたっぷりの味わい」を、ぜひご賞味ください。