安納芋

野菜

安納芋の特徴・味や食感・美味しい食べ方を紹介します。

野菜の説明

安納芋は、鹿児島県種子島の特産品として知られるさつまいもで、数ある品種の中でも「蜜芋」の代名詞として絶大な人気を誇ります。見た目は一般的なさつまいもより少し丸みがあり、コロッとした可愛らしい形をしているのが特徴です。

最大の特徴は、切った瞬間にわかる中身の濃い黄色(またはオレンジ色)。これはカロテンが豊富な証拠でもあります。収穫後にじっくり熟成させることで糖度が非常に高くなり、加熱すると中から蜜が溢れ出すほど。さつまいも=パサつくというイメージを覆す、まさに「天然のスイーツ」と呼ぶにふさわしい贅沢な一品です。

味や食感

食べた瞬間に驚くのは、その「ねっとり」としたクリーミーな食感です。口の中でとろけるような滑らかさがあり、まるでカスタードクリームやプリンを食べているかのような濃厚なコクが楽しめます。糖度は非常に高く、じっくり加熱することで40度近くまで上がることもあり、砂糖を使わなくても十分すぎるほどの甘みを感じられます。

一方で、その水分の多さと柔らかさゆえに、従来の「ホクホク」とした食感のいもを期待する方には、少し柔らかすぎると感じられるかもしれません。また、水分が多いため揚げ物(天ぷら等)にすると衣がベチャつきやすい面もあります。揚げ物にする際は、少し厚めにカットしてじっくり低温から揚げるか、一度ふかして水分を軽く飛ばしてから調理すると、外はカリッと、中はトロッとした絶妙なコントラストを楽しめます。

美味しい食べ方

安納芋を最も贅沢に味わうなら、低温でじっくり時間をかけて「焼く」のが正解です。アルミホイルに包み、オーブントースターや魚焼きグリルで160度程度の低温で1時間ほど加熱してみてください。急がず時間をかけることで、デンプンが糖に変わり、中から黄金色の蜜がたっぷりと溢れ出します。

また、「蒸す」調理もおすすめです。しっとりとした質感が増し、素材本来の優しい甘みが際立ちます。水分が多いので、お菓子作りの材料としても優秀で、裏ごししなくても滑らかなペースト状になります。意外な楽しみ方として、焼き芋にしたものを冷蔵庫で「冷やして」食べるのも絶品です。冷やすことで甘みが凝縮され、まるで高級なひんやりスイーツのような新感覚の美味しさに出会えます。

おすすめの料理

◆じっくり低温で焼いた「黄金蜜焼き芋」 ビールのお供に!

◆安納芋の冷製クリーミーポタージュ

◆お砂糖控えめ!安納芋のしっとりスイートポテト

◆安納芋と厚切り豚肉の甘辛バター炒め

◆焼きたて安納芋のバニラアイス添え