一寸そら豆の特徴・味や触感・美味しい食べ方を紹介します。
野菜の説明
「一寸(いっすん)」とは約3cmのこと。その名の通り、一粒が3cmほどもある見事な大粒が特徴のそら豆です。空を仰ぐようにサヤが実ることから「空豆」と呼ばれます。立派なサヤの中には、ふかふかの真っ白な「綿(わた)」が詰まっており、その中で豆が大切に守られて育ちます。
初夏のわずかな期間しか出回らないため、季節を感じる贅沢な野菜として古くから愛されてきました。鮮度が落ちるのが非常に早いため「収穫から3日、サヤから出したら3時間」と言われるほどですが、だからこそ、手に入れた瞬間に味わう風味は格別。植物性タンパク質やビタミンも豊富で、元気をもらえる初夏の宝石のような野菜です。
味や食感
食べた瞬間に広がる、栗やサツマイモにも似た「ホクホク感」と、口の中でとろけるようなクリーミーな甘みが最大の特徴です。一寸サイズだからこその食べ応えがあり、豆本来の濃厚なコクと香りが鼻に抜ける瞬間は、他の豆では味わえない至福のひとときです。
一方で、大粒ゆえに成長が進むと「皮」が少し厚くなり、口に残るのが気になる場合があります。そんな時は、豆の黒い部分(おはぐろ)に少し切れ目を入れてから調理してみてください。また、茹でた後に皮を剥いて中身だけを和え物やスープにすれば、滑らかな舌触りだけを贅沢に楽しめます。独特の香りが気になる方は、バターやチーズ、スパイスと合わせることで、旨味が引き立ち、より食べやすくなります。
美味しい食べ方
最もおすすめの食べ方は、シンプルに「サヤごと焼き」にすることです。グリルや網の上で、サヤが真っ黒になるまで強火で焼いてください。中の綿が蒸し器のような役割を果たし、豆が自分の水分で蒸し焼き状態になります。旨味が一切逃げず、驚くほどホクホクで甘い仕上がりになります。
定番の「塩茹で」は、お湯に少しの酒とたっぷりの塩を加え、2〜3分ほど短時間で仕上げるのがコツです。茹で上がったらザルに上げ、団扇などで一気に仰いで急冷すると、シワが寄らず色鮮やかになります。そのほか、薄皮を剥いてからポタージュにしたり、かき揚げにしたりするのも絶品。大粒で崩れにくいため、パスタの具材やサラダの主役として、その圧倒的な存在感を活かした調理がよく映えます。
おすすめの料理
◆サヤごと真っ黒!一寸そら豆の網焼き ビールのお供に!
◆色鮮やかな一寸そら豆の塩茹で シンプルにそら豆を味わってください。
◆そら豆とエビのサクサクかき揚げ カラフルな色合いを楽しんでください。
◆濃厚クリーミーなそら豆のポタージュ 癖になる味わいです。
◆そら豆とパルメザンチーズのイタリアンサラダ おしゃれにそら豆をお楽しみください

