紫トウガラシの特徴・味や食感・美味しい食べ方を紹介します。
野菜の説明
「紫唐辛子」は、奈良県で古くから栽培されている伝統的な「大和野菜」の一つです。一般的なトウガラシとは異なり、果皮がナスのように深い紫色をしているのが最大の特徴です。 形はシシトウを少し大きくしたようなフォルムで、この色はアントシアニンによるもの。かつては家庭菜園などで細々と受け継がれてきた希少な品種でしたが、その見た目の美しさと食味の良さが評価され、現在は奈良を代表するブランド野菜として広く知られるようになりました。
味や食感
見た目のインパクトとは裏腹に、「辛みはほとんどなく、ピーマンより甘い」のが最大の特徴です。 皮は非常に柔らかく、肉厚でジューシー。シシトウのような特有の苦みも抑えられており、果肉にはほのかなフルーツのような甘みがあります。噛むとパリッとした瑞々しい食感があり、トウガラシの概念を覆すマイルドな味わいです。 なお、最大の特徴として「加熱すると一瞬で緑色に変わる」という性質があります。
美味しい食べ方
紫唐辛子の美しい色を活かすなら、まずは「生食」がおすすめです。 スライスしてサラダに散らすと、白や緑の野菜の中で紫がよく映えます。また、酢の物やマリネにすると、酸に反応して赤みがかった鮮やかな色合いを楽しむことができます。 加熱調理をする場合は、色は緑色に変化しますが、甘みがさらに増してトロッとした食感になります。サッと油で炒める「油揚げ」や、出汁で煮る「炊いたん」にすると、皮が薄いので味がよく染み込み、絶品のおかずになります。
おすすめの料理
◆紫唐辛子のフレッシュサラダ 生のまま輪切りにして彩りに。苦味が少ないので、お子様でもパクパク食べられます。
◆紫唐辛子とじゃこの油炒め サッと炒めて醤油とみりんで味付け。色が緑に変わったら完成の合図です。
◆大和野菜の揚げ浸し 油通しをするとコクが増し、出汁をたっぷり吸い込みます。冷やして食べるのがツウ。
◆紫唐辛子のピクルス お酢の効果で色が明るく発色。食卓に彩りを添える一品です。
◆紫唐辛子の肉詰め 小ぶりなサイズを活かして。ピーマンよりも柔らかく、甘みのある肉詰めになります。


