白オクラ(楊貴妃)

野菜

白オクラ(楊貴妃)の特徴・味や食感・美味しい食べ方を紹介します。

野菜の説明

「白オクラ(楊貴妃)」は、山口県などで伝統的に栽培されてきた、非常に希少なオクラの品種です。その名の通り、一般的なオクラよりも色が薄く、透き通るような淡いエメラルドグリーンから乳白色をしているのが特徴。その上品で美しい姿から、世界三大美女の一人である「楊貴妃」の名が付けられました。 普通の角オクラに比べて実が大きく太くなり、表面の産毛が少ないため、見た目にも非常に高級感があります。かつては知る人ぞ知る地方野菜でしたが、その驚きの食味から現在は全国のグルメたちの間で注目されています。

味や食感

最大の魅力は、「シルクのような滑らかな口当たり」と「圧倒的な粘り強さ」です。 皮が非常に柔らかく、一般的なオクラのような筋っぽさがほとんどありません。一口食べると、中からトロリとした濃厚な粘り気が溢れ出し、同時に上品な甘みが広がります。 アクが極めて少ないため、特有のエグみが苦手な方でも食べやすく、野菜というよりは「とろろ」に近いような、濃厚かつ繊細な食感を堪能できます。

美味しい食べ方

「楊貴妃」の持つ繊細な風味と美しさを活かすなら、まずは「」か「半生」で食べるのが鉄則です。 一般的なオクラは茹ですぎると色がくすんでしまいますが、白オクラは加熱してもその淡い色が美しく保たれます。ただし、火を通しすぎると自慢の粘りが外に逃げてしまうため、サッと熱湯をくぐらせる程度にするのが「とろとろ感」を最大に引き出すコツです。 色が白いため、梅肉の赤や、醤油の茶色、卵黄の黄色が非常によく映え、お料理を美しく引き立ててくれます。

おすすめの料理

◆白オクラのスライス・ポン酢和え 生のまま薄く切って。驚くほど強い粘りと、美しい白い断面を楽しめます。

◆白オクラのたたき(とろろ風) 細かく叩いて出汁と合わせ、麦ご飯や冷奴にかけて。極上の喉越しです。

◆白オクラの梅肉和え 白い果肉に梅の赤が映える一品。酸味とネバネバの相性は抜群です。

◆楊貴妃の冷やしお浸し サッと茹でて冷たい白だしに。透き通るような色が涼しげな夏の副菜に。

◆白オクラの天ぷら 肉厚な果肉が加熱でさらにトロトロに。岩塩でいただくと甘みが際立ちます。